産地は、U.K.やU.S.Aのニューメキシコ州、ナミビア、スイス、など色々。
産地ごとに特徴があって面白い。
U.K. Durhamのフローライトは、深緑の透明感のある陥入式双晶で日光の紫外線で強く蛍光する。
U.K. Yorkshireのフローライトは、綺麗な黄色で透明感あり。緑の層が入ることもあり美しい。
U.S.Aのニューメキシコ州のフローライトは、青系の透明感のあるフローライト。
ナミビアのRegionのフローライトは、緑・紫が迷彩状に見えるフローライト。
スイスのフローライトは、名品のピンクフローライト。
U.S.A.ニューメキシコ州産ブルーフローライト
フローライトは、色味や形、劈開による正八面体など魅力的な鉱物でついつい集めてしまう。
支那では、生薬として用いられ、重鎮安神薬という過剰に高ぶった神経症状などに用いる。
生薬名は、紫石英という名前で用いられている。昔は、本当にアメシスト(紫水晶)を用いていらそうだが現在は、フローライトを用いている様子。
神農本草經 卷一 上經より引用
紫石英
味甘,溫。
主心腹咳逆(《御覽》引作嘔逆),邪氣,補不足,女子風寒在子宮,絕孕十年無子。久服,溫中、輕身、延年。生山谷。
《吳普》曰︰紫石英,神農、扁鵲味甘,平;李氏大寒;雷公大溫;岐伯︰甘,無毒,生太山或會稽,採無時,欲令如削,紫色達頭如樗蒲者。
又曰︰青石英,形如白石英,青端赤後者,是;赤石英,形如白石英,赤端白後者是,赤澤有光,味苦,補心氣;黃石英,形如白石英,黃色如金,赤端者,是;黑石英,形如白石英,黑澤有光(《御覽》掌禹錫引此節文)。 《名醫》曰︰生太山,採無時。
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